「韓国」最大の繁華街は、誕生・再開発・発展・衰退も「日本」に依存する

国際 韓国・北朝鮮

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商店主などの反発で中止された官製「反日デモ」

 韓国を代表する繁華街・明洞は日本人が作った街である。朝鮮王朝は1880年代、首都漢城(後の京城、現ソウル)の外国人居住地を定め、現在の忠武路を日本人居住地に指定したが、金融や買い物など利便性が悪く、日本人は居住地の本町と隣接する明治町に商店街を作り上げた。戦後、明治町は明洞(ミョンドン)、本町は忠武路(チュンムロ)となり、乙支路(ウルチロ)と合わせて、韓国最大の繁華街を形成している。

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 1945年8月、日本人が撤退すると、新生韓国政府は明洞地区の商店街を接収、文化と芸術の中心地として発展した。...

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