アメリカで「水の先物市場」がスタート 値段の決め方は?
世界最大の先物取引所として知られる「シカゴ・マーカンタイル取引所(以下・CME)」は、そのルーツをたどると、江戸時代の堂島米会所(大阪)に行きつく。ここで行われていた米の先物取引を参考に、アメリカでも商品先物取引が始まったというわけだ。そのCMEが、ナスダックと組んで「水」の先物取引を始めることになった。
水の取引といってもミネラルウォーターを箱買いするわけではない。対象となるのは農業用や工業用の水で、カリフォルニア州では水利権者の間で水を売買できる市場制度がある。...