錦織と植草が退所しても「少年隊」の名は残さねばならない事情
少年隊の錦織一清(55)と植草克秀(54)は、年内でジャニーズ事務所を退所するけれども、グループとして名前は存続する――との発表に疑問を感じた人は少なくないだろう。これまでだって解散したグループは数多あるのに、なぜ少年隊だけ? 名前だけ残したところで、何になるの?
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虎は死して皮を留め人は死して名を残す、とはいうけれど……。古くは初代ジャニーズ、フォーリーブス、THE GOOD-BYE、シブがき隊、光GENJI、男闘呼組もあった。事務所への貢献度でいえば、SMAPこそ最大の功労者ではないだろうか。なぜ少年隊だけ、名前を残すのだろう。
関係者は言う。
「やはり会社としては、少年隊は別格扱いなのでしょう。85年に『仮面舞踏会』でレコードデビューし、『デカメロン伝説』、『君だけに』などヒット曲を量産し、NHKの『紅白歌合戦』にも常連となりました。もちろん、SMAPは少年隊よりもヒット曲は多いし、『紅白』では大トリまで務めていますが、それらの礎を作ったのは少年隊と言っていいわけですから」
三者三様の活動
とはいえ、東山紀之(54)だけ残るというのも奇妙な話だ。
「地上波から音楽番組が減っていく中、少年隊としての活動はどんどん縮小していきました。若手のグループも出てきましたしね。メンバーは個人の活動が多くなり、その方向は変わっていきました」(同)
錦織は表舞台から消え、舞台演出という裏方に移行していった。そして植草は、人気ドラマの「さすらい刑事旅情編」(テレビ朝日)や橋田壽賀子原作の「渡る世間は鬼ばかり」(TBS)などに出演し、俳優業をメインにしていった。そしてヒガシも、「必殺仕事人シリーズ」(テレ朝/朝日放送)や「大岡越前」(NHK BSプレミアム)で俳優として活躍している。
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