河野太郎大臣に期待 非合理な慣習は全て変えて頂きたい(KAZUYA)
やめたらいいと思うのに、慣習でダラダラと続いていることが世の中には多くあります。
菅内閣が発足した際に、河野太郎行革大臣が訴えていたように組閣時の閣僚リレー会見も無駄な慣習の一つです。時間が押して河野氏の出番は夜中1時過ぎとなり、それだけ待たされたにもかかわらず会見は質疑応答を含め5分余りで終了しています。河野氏は「前例主義、既得権、権威主義の最たるもの。こんなもの、さっさとやめたらいい」と切り捨てました。
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各省でバラバラにやったらすぐなのに、わざわざ同じ場所でやる必要があるのかという話です。また河野氏は9月18日深夜に新任の文部科学副大臣と政務官が初登庁した際に、職員ら100名以上が出迎えたという新聞記事を引用して「ヤメレ」とツイートしました。
このように合理性がないと皆わかっているのに、慣習でダラダラ続けているものは、発信力がある人の問題提起で急に変わる場合もあります。
河野氏はツイッターでの発信力が高いので、一気に国民の声を味方にして改善を促すことができるかもしれません。そういう点で河野氏を行政改革担当大臣に据えた菅政権の人事にも期待が高まります。
新型コロナは日本の非効率さをあぶり出しました。10万円の特別定額給付も、デジタル化が進んでいないために自治体ごとに対応がバラバラになり、実際に支給されるまでの時間に差が出てしまいました。さらにPCR検査の結果共有も、今どきFAXを使ってやっていたというから、苦笑するしかありません。テレワークで煩わしさがピックアップされた日本のハンコ文化についても河野氏は見直しに意欲を示しています。
結局、旗を振るべき多くの政治家が最新機器を使っていないでしょうから、デジタル化といってもピンとこなかったのが大きかったのだろうと思います。働き方改革はまず自分たちが効率化することから始めてもらいたいものです。技術は加速度的に進化しています。技術革新によって、効率化は可能です。
僕自身、最近はなるべくペーパーレスを心がけています。タブレット一つあれば、あらゆるデータが収まりますし、毎週の週刊新潮もスキャンしてデータ化しています。これだと場所も取らないし、いつでもどこでもタブレットで見返すことができて一石二鳥です(裁断・スキャンする手間はありますが)。
国会や役所でも、紙を廃止して電子化すればいいのです。文書のデータなどたいした容量になりませんし、あれこれのデータが消えたとか、破棄したとかいうこともなく、無駄に突(つつ)かれることもないでしょう。
菅政権は行政のデジタル化を進めていくでしょうが、むしろ手を付けるのが遅すぎたくらいです。平井卓也デジタル相は行政のデジタル化について「5年間はどうしてもかかると思う」と述べています。確かに急に全ては難しいですが、5年後にはまた新しいツールが生まれているでしょうから、先を見据えて刷新する必要があります。民間の力を活用しつつ事に当たってもらいたい。