山下智久、ファン以上に“ジャニーズを退所しないで欲しい”と思うメディアは?

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Huluも早期復帰を願う

「オンデマンド配信メディアのHuluです。6月から山下の出演する大型国際ドラマ『THE HEAD』を配信してますからね」

 鳴り物入りのドラマだった。Huluはこう紹介している。

〈エミー賞も受賞した世界的ヒットドラマの エグゼクティブ・プロデューサーを務めたRan Tellem(ラン・テレム)が製作総指揮を担当し、ヨーロッパ最大級の制作会社であるTHE MEDIAPRO STUDIOが主導のもと、Huluも製作に参加した日欧共同製作の大型国際連続ドラマ。〉

「実際、力の入った撮影だったそうです。南極大陸を舞台にしたサスペンスですが、莫大な予算を使い、スペインのカナリア諸島やアイスランドで3カ月にわたりロケを敢行したそうです。世界30の国と地域でHuluオリジナルの連続ドラマとして独占配信したわけです。コロナ禍でNetflixやAmazon Prime Videoなどオンデマンド配信が加入者を増やしましたが、Huluはそれほど伸びなかったようですがね」(同)

 たしかに主要キャストには様々な国の実力派俳優の名が並ぶ。ただし、一般的に著名な役者ではなく、若い俳優も少ないため、やや地味な印象を受ける。その上、画面も暗くて、何が映っているのか分かりにくいとの声も……。

「Huluは山下に期待したのでしょう。オープニングに、〈THE MEDIAPRO STUDIO presents〉と出ますが、それに続くのが〈in Association with HBO Asia and Hulu Japan〉です。ケーブルテレビ局のHBO“アジア”と日本のHuluが製作に関わっているわけです。つまり、彼らが見せたいのはアジアと日本。そしてアジア人として唯一出演しているのが山下なんです」(同)

 快挙といっていいかもしれない。とはいえ、ジャニーズには、クリント・イーストウッド監督にも絶賛された嵐の二宮和也もいる。

「もちろん彼も候補に挙がったそうです。しかし今年は、年内いっぱいで活動を休止する嵐としての仕事が詰まっています。一方、山下はと言えば、NEWSを卒業後してからドラマ出演はほとんどない。今回の撮影のために海外の長期撮影も可能でした。何より彼は英語が堪能ですからね。今回もマネージャーなし、日本人は彼一人で撮影に加わっていたそうです」(同)

 山下はアジアでも人気がある。うってつけの人物と思われたのだろう。

「山下はエンディングテーマまで担当し、作詞して歌っているんです。総指揮のラン・テレムに依頼されたというのですが、確かに山下は歌手ではあるけれど、シンガーソングライターではありません。そんな彼にエンディングテーマを依頼し、日本語入りで歌うなんて、なかなかない話ですよね」(同)

 その割にはあまり話題になっていないのはなぜなのか。

「コロナ禍で前宣伝ができなかったこともありますが、彼の未成年飲酒の不祥事により、大々的にプロモーションができなくなりました」(同)

 全6話は、すでに最終回まで配信されているが、

「オンデマンドですから、しばらくの間はHulu内にありますから視聴することができます。にもかかわらず今も山下は活動していない。Huluとしては、莫大な予算をかけた作品ですから、さらに多くの国で放送しないと元が取れません。彼には早期に復帰してもらい、プロモーションに協力してもらえることを願っています」(同)

 万が一、退所ということになったら?

「すぐに配信は中止される可能性が高いですね。独立して活動するタレントの宣伝や後押しになってしまうからです。ですからHuluとしては、それだけは避けたいんです」(同)

週刊新潮WEB取材班

2020年10月8日掲載

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