GACKT不在でも「芸能人格付けチェック」は高視聴率 伝統と構成作家で人気はピークに
人気のピークは今年!?
1999年3月に初めて放送されると、よほど手応えがあったのだろう。番組最終回を迎えるまで、不定期で放送された。
それが2005年1月3日、いきなり正月特番として復活を果たした。視聴率は10・2%。及第点の評価を得た。
「2006年は1月3日に放送され、視聴率は15・1%。そして2008年から1月1日の特番として定着します。
復活から計算しても、もう15年も続いている“長寿特番”です。ところが、意外にも最高視聴率は今年のお正月に記録した21・2%でした」(同)
正月に21・2%、9月に15・3%を叩きだしたということは、どうやらこの番組は“最高潮期”に達したようなのだ。
番組の魅力は──王様は裸だ、の言葉に尽きるという。
“昭和”の魅力
「故・梅宮辰夫さん(1938~2019)、高橋英樹さん(76)、石田純一さん(66)という面々はセレブ、食通といったイメージがあります。
ところが3人が番組に出演すると、ワインなら100万円と500円の違いが分かりません。バイオリンなら数十億のストラディバリウスと、子供の練習用との音色を聞き分けることができません。
もちろん出演者は赤っ恥をかきます。視聴者はそれを見て『王様は裸だ!』と快哉を叫ぶというわけです」(同)
高視聴率をあげている背景の1つに、朝日放送テレビが持つ“伝統”も大きく関係しているという。
「かつてのテレビマンは、『こんなことをやったら面白いだろう』というアイディアを、徹底的に突き詰めていったものです。
『芸能人格付けチェック』にも同じ精神が溢れています。つまり昭和のバラエティ番組が持っていた最良の部分を、いまだに失っていないのです」(同)
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