竹内結子さんの原点は21年前に出演した「ウルルン滞在記」 18歳の貴重な素顔
竹内結子さん(享年40)が急死し、テレビ業界でも彼女を惜しむ声は多い。そんな中、彼女の原点は21年前に出演した「世界ウルルン滞在記」(TBS/毎日放送)だと指摘する関係者がいる。海外でホームステイするこの番組、演技ではなく、出演者の素顔が見られる。どんな内容だったのか。
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竹内さんが芸能界入りしたきっかけは95年、高校に入学する直前に東京・原宿でスカウトされたことだった。同年、大蔵省(現・財務省)「国有宅地」のCMでデビューし、翌年にはドラマ「新・木曜の怪談」(フジテレビ)で女優デビュー。だが、もともと芸能界には全く興味がなく、当初はアルバイトに近い感覚だったという。
民放幹部が懐かしむ。
「竹内さんが所属したスターダストプロモーションのマネージャーが、テレビ局に挨拶回りに来て、初めて彼女と顔を合わせました。98年、まだ18歳の時です。清楚だが、芯の強そうなイメージの子でした。当時、中谷美紀や常盤貴子が売れて、日の出の勢いだったスターダストの次のイチ押し女優でした。マネージャーは“何でも体当たりでやらせますんで!”なんて言っていましたね。その年の年末、彼女は『世界ウルルン滞在記』のロケでスイスに飛びます。その出来が素晴らしくて、今でも記憶に残っています。DVD化もされていないし、Wikipediaにも彼女の経歴として載っていないのが不思議なほど。あの番組こそ、彼女の原点ですね」
雪のアルプスでホームステイ
竹内さんが出演した「世界ウルルン滞在記」は、99年2月21日に放送された「ソーセージがおいしい!冬のアルプスの村に…竹内結子が出会った」という回だ。
彼女が向かったのは真冬のスイス、ツァロン村。同国最大の都市チューリッヒから電車で3時間、バスで1時間、そこからさらに真っ白な山道を馬車で1時間半という片田舎だった。
そこで酪農を営むブフリ家がホームステイ先だった。家族は、母・バーバラさん(51)を除くと、父・ヨハンさん(50)と4人の息子たち(長男と次男は、町に出て酪農の勉強中)という男ばかりの一家だった。
彼女がドアをノックすると迎えに出たのが三男のルーカス君(19)。玄関前にたたずむ彼女をひと目見て、見とれてしまっているのがアリアリと分かる。
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