「フワちゃん」がテレビで起こした革命 ワイドショーに与えた意外な影響とは
“常識”を覆したフワちゃん
民放キー局でバラエティ番組を制作するスタッフも、「非常識と言う人もいるでしょうね」と話す。
「フワちゃんがブレイクする前、生放送や収録中に携帯を操作する出演者などいませんでした。それが常識でしたからね。ところが、フワちゃんの自撮りについては、共演者やスタッフだけでなく、視聴者も受け入れていきました」
かつて、スタジオの入口には「携帯の電源はお切り下さい」という張り紙が貼ってあったという。
「張り紙はマネージャーやスタッフに注意を喚起するためでした。出演者が携帯を持ってスタジオに入ることが、そもそも考えられなかったからです」(同・スタッフ)
“ユーチューバー”という肩書も追い風になり、フワちゃんはいとも簡単に常識を覆したわけだ。
彼女の影響で、スタジオにスマホを持ち込む“ハードル”が一気に下がったそうだ。
「収録中のスマホ」を演出に利用
前出のスタッフが言う。
「フワちゃんがブレイクする前から、例えばワイドショーのコメンテーターは、こっそりスマホをスタジオに持ち込んでいました。
ただし、CM中に最新ニュースをチェックするためです」(同)
ところが最近、放送中のスマホを、堂々と演出に使うケースも出てきている。
スポニチアネックスは8月28日、
「フジ『バイキング』安倍首相の去就トーク中に電話 一瞬緊迫も…平井上席解説委員『母親からでした』」
の記事を配信した。
[2/3ページ]