華原朋美が高嶋ちさ子にYouTubeで謝罪 それでも全く消えないシッターの虐待疑惑
専門家の見解
SNSでは華原を擁護する意見が大勢を占めた。ツイートの一部をご紹介しよう。
《これを警察に虐待じゃないと言わせ、謝罪までさせられる。悔しいだろうなぁ》
《華原朋美のベビーシッター事件、謝罪したの?! イヤイヤイヤイヤ1歳直前の子を逆さ吊りってあり得ないっしょ……》
《1歳位の子供が逆さ吊りにされる状況なんて普通ないし。そんな遊びも怖くてやらないよね普通なら。異常だよ。
親なら誰でも怖くなるしそんなベビーシッター解雇して当然。謝罪なんかしなくていい。芸能界はクレイジーだね》
(註:引用に際しては改行を省略するなどし、デイリー新潮の表記法に合わせた、以下同)
なぜ華原が謝罪したのか、真相は藪の中だ。しかし、何より重要な問題は「シッターが男児を逆さ吊りにした」という行為は妥当なのか、虐待にあたるのかということだろう。
そこで改めて、専門家に話を聞いてみた。
山脇由貴子氏は『告発 児童相談所が子供を殺す』、『夫のLINEはなぜ不愉快なのか』(共に文春新書)などの著作で知られる。
100%の虐待案件
横浜市立大学で心理学を学び、東京都に入都。都内児童相談所に心理の専門家として19年間勤務した。
山脇氏にFRIDAYの記事に目を通してもらうと、「もし児相に相談があれば、100%虐待容疑で動く案件だと思います」と指摘する。
「どんな状況であっても、乳幼児を逆さ吊りにする必要がある場面など、絶対にありません。
落下の危険は当然ですが、例えば赤ちゃんを逆さ吊りにすると、脳内出血のリスクが高まってしまうからです」
更に乳幼児を逆さ吊りにして揺らすと、「揺さぶられっ子症候群」になる危険性もある。
「乳幼児は脳が未発達で、頭蓋骨との間に隙間があります。このため頭が強く揺すられると、頭蓋内出血や脳挫傷という深刻なケガを負うケースがあるのです。これを『揺さぶられっ子症候群』と呼びます」(同・山脇氏)
こうして見てみると、どれだけシッターの行為が危険なものなのか分かる。確かに児童相談所が一発で虐待を認定するレベルだ。
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