オーナー負担減で「ミニストップ」は復活するか “近所にない”が最大の課題

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立て直しの策にウーバー、コラボ

 では、ここからミニストップが立て直す術は他にあるのか。先の業界紙記者は、

「ミニストップのスイーツを食べたくてもお店が近所にない、というのが問題ですから、ローソンやファミマで実施している『ウーバーイーツ』をミニストップでもやってみればいいんじゃないですかね。ソフトやハロハロは溶けちゃうのが難ですが、そこさえクリアできれば、需要は高いと思いますよ」

 渡辺氏は、同じイオングループのミニスーパー『まいばすけっと』とのコラボ店舗案を推す。

「『ミニストップ』のブランド力は大きい。現状『まいばすけっと』は店舗を拡大していますが、その業態上、野菜や肉などの食料品は売れても、中食(総菜や弁当を買って家で食べること)の分野が弱い。『まいばすけっとbyミニストップ』のような形にして、おにぎりやサンドイッチ、弁当などの分野のミニストップが40年間培ってきたノウハウを活かしてはどうかと思うのです。カウンターフードの手作り感も武器です。『まいばすけっと』とコラボの形なら、店舗も増やせそうですし……」

 ミニストップの看板は「街角のあなたの憩いの場」をイメージし、「家と木」がモチーフであるそう。あの黄色い看板よ、街角にもう一度――。

週刊新潮WEB取材班

2020年9月30日掲載

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