女性芸人のコメンテーターはなぜ成功しない? グッとラック!「福田麻貴」の期待と不安
そもそも、朝のワイドショーは女性芸人を、レギュラーのコメンテーターにはキャスティングしないようだ。
これに対して「グッとラック!」のリニューアルは、同時間帯のライバル番組では出演しない女性芸人が2人もレギュラー入りする。そうした意味でも《大刷新》なのかもしれない。
次は午後をご覧いただこう。
こちらは女性芸人の数が多いが、これは表にある通り、「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(制作:CBSテレビ・TBS系列・平日・13:55)のキャスティングが大半を占めている。やはり女性芸人をレギュラーでは起用しないワイドショーは午後でも少なくない。
女性“MC”は活躍
どうやら「女性芸人のコメンテーターはインパクトに欠ける」という指摘は正しいようなのだ。
「かつて、ベテランの女性芸能人が“ご意見番”として活躍した時代がありました。野村沙知代さん(1932〜2017)、浅香光代さん(92)、細木数子さん(82)、デヴィ夫人(80)、和田アキ子さん(70)といった顔ぶれです。その歯に衣着せない指摘は、今のコメンテーターより伝播力の強いメッセージとして芸能メディアに重宝されていました」(同)
決して女性芸人とコメンテーターという役割の相性は悪くないはずなのだが、実際は違う。しかも更に興味深いのは、女性芸人とワイドショーのMCは成功例があるということだ。
「女性芸人がワイドショーのMCで成功したと具体例なら、何と言っても上沼恵美子さん(65)です。先日、『快傑えみちゃんねる』(制作:関西テレビ)を降板して話題になりましたが、まだ『上沼・高田のクギズケ!』(制作:読売テレビ、中京テレビ放送・日・11:40)が放送されています」(同)
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