検察でまた不祥事 「検事総長」就任祝宴でのセクハラ事件を“隠蔽”
林眞琴氏(63)が検事総長に就任したのは7月17日である。それは林氏だけでなく、検察組織全体にとって特別な日だった。
何しろ法務省、検察庁を巡っては、去年から今年にかけて「黒川問題」という猛烈な嵐が吹き荒れた。その嵐を潜り抜け、ようやくこぎ着けた新検事総長就任の日。しかし、意気揚々と船出したはずの林氏の足元で由々しきスキャンダルが起こっていたことは、まだ全く知られていない。いや、こう表現した方が正確だろうか。新検事総長の船出に水を差すその不祥事を、検察が隠蔽した、と――。...