「年利876%」、目の前に積み上げた「現ナマ」の力 350億円を巻き上げたカラクリ
希代の詐欺師と裁判所のお墨付きを得た「KKC(経済革命倶楽部)」
「希代の詐欺師と言うのも過言ではない」――。詐欺罪で起訴された際の一審判決において、裁判長からそう断じられたのが、KKCの山本一郎会長(75)である。そんな国の“お墨付き”を得たにもかかわらず、この人、出所後も懲りずに同じようなマネーゲームに興じている。その最新のターゲットは……。(※「週刊新潮」2015年8月6日号掲載記事を再編集したものです)
***
浅草の繁華街・六区からほど近い商店街。
飲食店が軒を並べる一画にその事務所はある。...