杉咲花、反町隆史、真中瞳、山本圭一… 意外な改名芸能人の「明暗」
売れてからの改名
これまで紹介したのは、改名して売れた“勝ち組”である。もっとも、最近は売れてから改名する人も少なくない。
父親が俳優の千葉真一(81)の新田真剣佑(23)は「真剣佑」から、父が俳優の中野英雄(55)の仲野太賀(27)は「太賀」から、伊藤健太郎(23)は「健太郎」から本名に、そして永山瑛太(37)は「瑛太」から本名にそれぞれ改名した。
「新田は出演した映画で自分が演じた役の名字をプラス、仲野は本名の『中野』と『出会った仲間を大切にしたい』という思いを込めた名字を付けた。原稿を書く方からしたら、名字がある方が収まりがいい」(先の記者)
歌手の松田聖子(58)と俳優の神田正輝(69)の長女で女優の神田沙也加(33)は、活動休止期間を経て「SAYAKA」から父親の性を付けた芸名に改名した。
元宝塚のトップスターで鳴り物入りで芸能界入りした真矢ミキ(56)は、15年の所属事務所移籍の際「真矢みき」から改名している。
しかし、改名したからといって必ずしもうまくいくものではない。“負け組”もいる。
「レプロエンタテインメント」に所属していたのん(27)は契約トラブルでもめ「能年玲奈」から、千眼美子(25)は突如、信仰していた宗教団体「幸福の科学」の活動に専念することを宣言し「清水富美加」からの改名を余儀なくされたが、2人とも“テレビ復帰”がかなり困難な状況だ。
バラエティー番組などで活躍するも、当時は低迷していたお笑いコンビ「アニマル梯団」の2人は04年、ともに当時、テレビ界を席巻していた占術家・細木数子氏(82)のアドバイスで改名した。
モンキッキー(52)は「おさる」から改名するもまったく売れず、その後、「おさる」へ再改名しその後「モンキッキー」に再改名。
相方のコアラ(51)は「ハッピハッピー」に改名するも、07年に三原じゅん子参院議員(56)と離婚。後に「コアラ」に再改名している。
「有村架純(27)の姉でタレントの有村藍里(30)は『新井ゆうこ』から、矢沢永吉(71)の娘で歌手の矢沢洋子(34)は『yoko』から改名するも鳴かず飛ばずです。それぞれ、妹と父の存在が大き過ぎるのかもしれません。かつては『真中瞳』の芸名で女優としてのみならず、テレビ朝日系『ニュースステーション』のスポーツキャスターをつとめるなど売れっ子だったが、海外留学後に改名した東風万智子(40)は最近、すっかり名前を聞かなくなりました」(同前)
8月13日に新型コロナウイルス感染を公表したお笑いコンビ・極楽とんぼの山本圭壱(52)は06年6月に「山本圭一」から改名している。
すると、翌月、山本の仕事先だった北海道で、飲酒を強要され、性的暴行を受けたとして10代の少女が被害届を警察に提出。それを受け、所属していた吉本興業から専属マネジメント契約の解除を通告され、吉本復帰まで10年の月日を要した。
改名後は踏んだり蹴ったりだけに、このタイミングで再改名した方が良さそうだ。
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