「超巨大台風」が東京を直撃した場合「23区のうち17区が浸水」 専門家が警鐘
気象庁の異例の対応
襲来前から「100年に1度の大雨」と称されていた台風10号。結果的に当初の被害想定を下回ったが、専門家は「今後さらに強力な台風が首都圏を直撃する可能性がある」と警鐘を鳴らすのだ。では、もし「超巨大台風」が首都圏を直撃した場合、何が起こるのか――。
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九州や沖縄などを直撃した台風10号は、死者・行方不明者合わせて5千名以上を数えた1959年の「伊勢湾台風」並みの勢力を持つとされた。中部地方を中心に猛威をふるったこの台風は、戦後の自然災害による死者・行方不明者数でみれば、東日本大震災、阪神・淡路大震災に次いで多い。...