コロナ禍なのに「死者総数は減少」という驚きのデータ 過度な対策は必要なのか?

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政府も方針を転換

 社会や経済が大いにダメージを受けながら、それに甘んじざるをえないのは、命、とりわけ高齢者の命を守るためだったはずだ。ところが日本人の死亡者数が、新型コロナの影もなかった昨年より少ないとしたら――。われわれは過度の対策をやめるべき転機にいる。

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 急な退陣表明と、その後の総裁選の行方にばかり関心が向かい、気づいた人さえ少ないようだが、8月28日の会見で安倍晋三前総理は、新型コロナウイルス対策について、「重症化リスクの高い方々に重点を置いた対策へ、いまから転換する必要があります」「医療支援も高齢者の方々など、重症化リスクの高い皆さんに重点化する方針です」と、方針転換を表明していた。...

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