菅内閣の目玉「免許証デジタル化」を既に実施…「韓国」で叫ばれる「不要論」

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マイナンバーの無意味さに辟易、免許証をターゲットとすることは理解に苦しむ

・韓国企業と取引のある、日本人会社員Dさん

「マイナンバーは持っていますが、コロナ支援金絡みの申請で初めて使いました。その時の手続きでの混乱ぶりが記憶にあるだけに、免許証のデジタル化についてもすんなり進むのか否か懸念がありますね」

「あと、マイナンバーの整備はもう諦めたんでしょうかね。マイナンバーに運転免許証を組み込むことができたりすれば悪くないのでは‥…などと思ったりもしますが」

・日本に10年在住、韓国人会社員Eさん

「韓国のデジタル社会を経て日本で暮らすと、最初の頃は不便さを多く感じました。今も交通カードや銀行決済に関しては同じ気持ちでいます」

「だが、10年日本で住んでみて、日本人の堅実さが拙速なデジタル化に良い意味でブレーキをかけているように感じる。韓国では信用登録を2重3重に行わなければいけない弊害が生まれたりもしましたから」

「その意味で、免許証のデジタル化は新政府が目玉として掲げる政策ではないのではないかと思う。コロナ関連で、マイナンバーの無意味さに辟易した。なのに、それを飛び越えて免許証をターゲットとすることは理解に苦しみます」

高秀樹/ソウル在住ライター

週刊新潮WEB取材班編集

2020年9月18日掲載

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