タイの反政府・王室改革運動 19日に大規模な集会、クーデターの可能性は…
現在、反政府運動がかつてない規模で展開されているタイ。日本タイ学会会長などを歴任した浅見靖仁・法政大教授(60)=タイ政治研究=は、昨年4月に日本記者クラブで開かれた会見で「ピンチ(窮地)に陥る」とタイの今後を語っていた。総選挙後の不安定な政権運営を“予見”していたのだ。
運動の中心は学生ら若者たち。彼らの批判の矛先は、数々の奇行で知られる国家元首であるラーマ10世ことワチラロンコン国王にも向けられている(詳しくは「コロナ禍で愛人と“おこもり”したタイ国王 国民は前代未聞の王室批判を展開」を参照)。...