「安倍総理」は本当に「保守」だったのか 働き方改革や幼保無償化を実現(古市憲寿)
安倍首相の辞任が報じられた日、ある野党議員がテレビのインタビューを受けていた。おそらく記者からの質問の中で辞任を知ったのだろう。その時の狼狽した顔が忘れられない。批判対象としてきた政権が終わるというのに、茫然自失といった表情を浮かべていた。
あるテレビ番組での共演者も、繰り返し「残念」とつぶやいていた。本気で落ち込んでいるようにも見えた。その人も、政権に対して批判的だったはずなのに。
そんな様子を眺めながら、僕は小学校の頃を思い出していた。...