“ポスト菅”「加藤官房長官」の履歴書…婚約者にフラれ、大蔵省では目立たず

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「花の54年組」の室崎勝信から加藤勝信へ

 官房長官に就任し、一気に次期首相候補に躍り出たのが加藤勝信氏(64)だ。もともとは室崎姓だった彼がいかにして権力の階段を上り詰めて行ったのか……その履歴を辿る。

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 加藤氏は東大経済学部を卒業し、1979(昭和54)年に大蔵省(現在の財務省)に入省した。当時を知る同省関係者によると、

「当時まだ彼は室崎勝信という名前だったんですが、特に目立つことがなくその名が挙がることはなかったですね」

 彼の入省年次は「花の54年組」と言われていて、同期から木下康司、香川俊介、田中一穂の3氏が事務次官に上り詰めている。...

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