文政権「日本不買」ポスター印刷は三菱、唐辛子、パスポート用紙…排除できぬ日本と文化

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統治時代に伝わった「とんかつ」の作り方、文大統領の出身地・釜山の「おでん」

 韓国放送広告振興公社が8月に発表した消費者形態調査で、75%が日本製品の不買運動に参加していると回答し、また、文在寅政権はことあるごとに日本統治時代の文物である日帝残滓の排除を主張する。しかし、日本の製品や文化は、文在寅大統領が日帝残滓の排除と日本製品の不買を叫んでも排除できないほど、韓国人の生活やビジネスに浸透し過ぎている。

韓国と日本の国交回復以降、日本をベンチマークしたと称するパクリのほか、統治時代に伝わり、いまさら排除できないほど浸透している文物が少なくない。

 韓国人は豚肉をよく食べる。多様な豚肉料理の一つであるとんかつは統治時代に日本人が持ち込んだ。

 とんかつは豚(とん)とフランス料理のカツレツを組み合わせた造語で、発祥は諸説あるが、1899年、銀座・煉瓦亭のメニューが最初というのが定説だ。

 韓国には統治時代の30年代までに伝わった。当時は富裕層を象徴する料理で、60年代にスタイルが確立して庶民に普及した。

 韓国語には「ツ」の音がなく、韓国国立国語院が定めた外来語表記では、日本語の「ツ」は「ス」と表記する。最近は日本式のとんかつ料理も増えており、韓国式のとんかつ料理はトンカス、日本式とんかつ料理は「トンカチュ」と書かれて区別されている。

 トンカスは、豚肉をハンマーで叩いて薄く伸ばしてから油で揚げる。野菜と一口大の丸いご飯を同じ皿に盛り、白いスープが供される。

 統治時代に日本人が伝えたとんかつが、このハンマーで叩く料理法だった。

 日本ではいまはほとんど見られないが、韓国のトンカスは90年経ったいまでも統治時代のとんかつ料理を律儀に守っている。

 一方のトンカチュは、現在、日本で一般的なとんかつ料理と大きな違いはない。

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