「安倍総理」の言葉はなぜ響かないのか 「角栄節」「小泉語録」と比較
8月28日、衝撃の辞任表明会見に臨んだ安倍総理の言葉には、まさに「力」が感じられなかった。
「悩みに悩み」
「痛恨の極み」
「断腸の思い」
国民に申し訳ないという「心情」は伝わってくるものの、どれも言葉が定型的で、血が通っているようには感じられず「真情」をくみ取れない。例えば、小泉純一郎元総理は退陣を控えて、
「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」
と、細川ガラシャの辞世の句を引用してみせた。また田中角栄元総理も、辞任表明の朝に自分を心配する母親と連絡をとったとして、
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