アメリカのプロパガンダを垂れ流すNHKの罪 (有馬哲夫早稲田大学教授・特別寄稿)

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アメリカのプロパガンダそのまま

 アメリカが日本占領中に、検閲をはじめとした言論統制などを行っていたことはよく知られている。彼らはそれを「心理戦」と位置付けていた。武力で勝っただけで万事めでたしとせず、日本人の考え方そのものを自分たちの都合のよい方向に変えてしまわねばならない、と考えたのである。心理戦の一環として行われたもので、有名なのがウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)である。

 それがいかなるものか、理解しやすい例が最近テレビで放送された。

 NHKが8月6日に放送した「証言と映像でつづる原爆投下・全記録」。...

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