「文在寅」政権下の子供たちが受ける反日教育…日本に爆弾で火の海に

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動員された反共、反日イデオロギー

 実に恥ずかしいことだ。絵の内容もさることながら、このような展示会を企画して絵を描かせた教師たちに、より問題があるのは間違いない。由々しきは、これがこの学校の授業に限られた問題ではないことだ。

 国定教科書、学習指導要領などに代表される国家の統制による偏った教育と各種メディアの歪曲と扇動を通じて人為的に作られた国家観、民族観、歴史観。韓国人は過去、これらを背負っている時期があった。

 このような社会では、個人が理性的自己決定権者としての主体になれないだけでなく、歪んだ価値観を形成し、最終的には特定理念に対する倒錯的盲信を生み出す。

 反共イデオロギーと反日教育がまさにそれだった。

 35年に亘る日本統治で、自ら国民国家を作れなかった韓国が、遅ればせながら近代国民国家としての形態を整える過程で、教育は「国民」という新しいフィクションを創造する道具として活用された。

 そして祖国の近代化を成し遂げるためには、国民の「総和と団結」が必要であり、そのために動員されたのが反共、反日イデオロギーだった。

 韓国社会で反日はもう信念を越えて宗教になった。それでもまだ希望的なのは、宗教は信じたい人だけが信じるものだ、ということだ。幸いに、私は信じない。

李東原(イ・ドンウォン)
日韓関係史が専門の評論家

週刊新潮WEB取材班編集

2020年9月7日掲載

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