「夏の甲子園」なきドラフト戦線で高校球児に“重大な異変” 悩み深きスカウトたち
8月10日から12日、15日から17日の計6日間にわたって行われた2020年甲子園高校野球交流試合。また7月から行われていた全国の独自大会も23日に終了した。春季大会の大半が中止となったことで、プロ入りを目指す選手にとってはアピールの場が少なく、またスカウト陣も判断が難しい年となっていることは間違いない。ただ、そんなコロナ禍の“異例の年”だからこそ、見えてきた傾向もある。
まず今年の最大の特徴は、ストレートのスピードとそれに伴う投手としてのスケールがアップした選手が多いということだ。...