文在寅も喜ぶコロナ禍で売上増「韓国ラーメン」…元は日本の会社という皮肉
三養以外は日本から技術供与を受けたことを一切公開せず
辛さの指標であるスコビル指数(SHU)は、辛ラーメンの2700SHUに対し、ブルダックシリーズで最も辛い「ヘクブルダック焼きそば」は10000SHU、八道(パルド)のトゥムセラーメンも9413SHUあり、とてつもない辛さである。
三養食品は国内外で2800億ウォン(約266億円)以上を売り上げたヒット商品「ブルダック炒め麺」シリーズを携えて、初の海外拠点として恩を受けた日本に現地法人を設立した。
2018年の総輸出額2000億ウォンに対して日本は36億ウォン台にとどまっており、てこ入れを目論んでいる。
韓国のインスタントラーメン市場で長いあいだ、農心と三養がシェアを2分し、ジンラーメンを販売するオットギが追いかける構図だったが、後発の「八道」が3位に浮上してきた。
八道は韓国ヤクルトのラーメンブランドで2011年に発売した白いスープでありながら、赤いスープと同じ辛さの「コッコ麺」がヒットして、一気にシェアを拡大。
スープがなく辛いソースを絡めて食べるビビン麺も人気が高く、日本に輸出するほか、ロシアでの販売を伸ばしている。
三養ラーメンは日本の技術を得たと公にしているが、辛ラーメンをはじめ、三養以外のブランドは日本から技術供与を受けたことを一切公開していない。
「八道」に3位の座を明け渡したオットギはカレーライス市場を独走している。ケチャップとマヨネーズは技術供与を受けたカゴメやキューピーを模倣したパッケージだが、他の製品はダサいといわれる黄色いパッケージが特徴だ。
オットギは1969年、カレー粉を製造する食品会社として創業。当時、韓国ではエスビー食品と第一食品化成工業がカレー粉を販売していた。
エスビー食品のカレー粉をベンチマークしたであろう昭和の給食カレーを彷彿とさせる黄色い色と甘い味が定着している。
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