「安倍夫妻秘話」…首相と語ったサウナ時間、関係者による「アッキー評」

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“陛下のご即位の時の衣装はどうかと思いました”

 さらに、安倍首相といえば昭恵夫人のことも触れなければということで、いろいろな方にお話を伺ったのですが、昭恵夫人と接点がある方も結構いらしてびっくりしました。

「陛下のご即位の時の衣装はどうかと思いました。あと、今思えば森友学園問題も彼女の天然っぷりが引き起こしてしまった『事故』だと思うから、安倍さんが気の毒に感じました」(51歳女性・会社経営)

「浮世離れしてるというか糸の切れた凧のような人に思います」(33歳女性・専業主婦)

 などと、昭恵さんと面識のない場合にはこのような意見が多かったのですが、面識のある方はガラリと見方が変わります。

「私を含めてですが、周囲でアッキーのことを悪くいう人は1人もいません。気取らなくて誰とでもすぐ親しくなるのですが、すぐに泥酔してしまうんです。あと、スピリチュアル的なものが好きで、すぐに新しいスピリチュアルものに騙されちゃうんです」(44歳女性・編集者)

 なんとスピリチュアルがお好きでさらに騙されてしまうとは。そのうえ、

「アッキーは頼まれると断れなくて、他人のお役に立ちたいと思っちゃう人です。安倍さんは“困ったな~、あいつら本当に大丈夫なのか?”となっても“良い人たちよ、なんとかしてあげて晋三さん”とか言ってしまって、“ありゃ、こんなはずじゃなかった。あーまたか? いい加減にしなさい”なんて安倍さんがたしなめていると思いますよ」(65歳男性・著名人)

“昭恵さんをうまく利用して悪巧みしようとしてる人もいるから”

「実にわかりやすい人です。他人を簡単に信じちゃうし、本当に悪気無しの人。自分はファーストレディだけど、普通でありたいとも思ってる人ですね」(53歳男性・会社経営)

「昭恵さんはあくまでも巷で活躍しているみなさんのために頑張るって方ですね。私は“昭恵さんをうまく利用して悪巧みしようとしてる人もいるから、気をつけてください”と言ったのですが、基本的に性善説でものを考える人なので聞く耳を持ってくれないというか‥…」(63歳・会社顧問)

 基本的に「いい人」であることは間違いないのですが、人を信用しすぎるきらいが往々にしてあるというのでしょうか?

 確かに、首相夫人の肩書きがなければ森友学園問題に関与することはなかったはずですし、財務省職員の方の悲しい出来事も起こらなかったかも知れず、そこは軽率のそしりは免れないと思われます。

 さらに公人か私人かでその身分が揺れて、「私人である」なんて閣議決定までされてしまったのも、何ともいただけなかったと申しましょうか、国民の不興を買ってしまいました。

 ともあれ、これからはその閣議決定のくびきから解き放たれて、「いい人」の部分を生かした活動を展開されることを期待しております。

徳光正行(とくみつ・まさゆき)
1971年12月生まれ。茅ヶ崎市出身。日本大学芸術学部在学中よりミュージシャンを目指すが、父の病により断念。その後、司会業やタレント業に従事する。また執筆活動にも着手し『伝説になった男~三沢光晴という人~』『怪談手帖シリーズ』などを上梓。4月27日には岩井志麻子氏との共著『凶鳴怪談』を出版。現在YouTube「徳光ちゃんねる」でも活躍中。

週刊新潮WEB取材班編集

2020年8月31日掲載

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