渡部建にこじるりにZeebra…相次ぐ略奪愛騒動を止められるのはあのタレント!?

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共通する偉大なる祖父の影 できた妻と正反対の女性を連れ歩く心理

 Zeebraの祖父は超有名な実業家だが、石田の祖父は区議も務めた元新聞記者だそうだ。有名な祖父を持つということは、それぞれの人生にそれなりの影響があったと思われる。Zeebraは自伝で「2世といっても嫌われ者の2世」「殺人犯の孫と言われた」と明かしている。そうした葛藤こそがHIP HOP界での成功を後押しすることにもつながっただろう。石田の祖父は国政に出るが夢破れたというが、その後石田は都知事選への出馬の意向を表明した。すぐに撤回したが、妙な因果を感じたものだ。

 2人とも、偉大な祖父を超えようとするかのように、業界での立身出世を追い求めてきた。その反面、家庭を見つめることは二の次になっていたのではないだろうか。事実石田は、松原との離婚にあたって「家族は愛していたが家庭は愛せなかった」の迷言を残している。

 石田の不倫相手として有名だったのは長谷川理恵だが、ワガママ放題だったのは有名だ。Zeebraの相手も、露出度の高いドレスにブランドバッグを持ち、自己顕示欲の強そうな女性だった。もしかすると、彼らはお坊ちゃんゆえに、上昇志向の強い女性にひかれる時があるのかもしれない。でも結局終わりを迎えるのは、主役体質どうしだから。浮気相手との破局は、結局主役体質であることの裏返しのように思う。

 Zeebraはラッパーだけなく、クラブカルチャーや次世代の育成など、プロデューサー的立場も担ってきた。石田もスキャンダルにめげず、トレンディ俳優からバラエティタレントへと主戦場を移している。2人とも変化を恐れず順応してきたからこそ、競争の激しい業界で生き残ってきたのだ。そういう育ちの良さゆえのおおらかさやタフさが、家庭で発揮されたらどんなに心強いか。偉大なる祖父より、偉大なる娘たちのために、再起してほしいものだ。

冨士海ネコ

2020年8月30日掲載

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