秋元司容疑者再逮捕されても議員辞職せず “無駄な給料”がいくら払われ続けるのか
逮捕されても丸儲け
中島洋次郎(1959~2001)のように41歳で自殺した痛ましいケースも存在するが、率直に言って政治家は“厚顔”なタイプが多いようだ。大物ほど逮捕をものともせず返り咲く傾向が表から浮かび上がる。
秋元容疑者の場合、議員辞職を決断しなければ、少なくとも次期衆院選までは歳費を受け取ることが可能だ。
コロナ禍もあって衆院選がいつ実施されるかはよく分かっていない。任期満了は来年10月だ。それまでの間、秋元容疑者に歳費が支払われる可能性がある。
いや、もし秋元容疑者が次期衆院選で当選すれば、大手を振って衆議院議員として活動ができる。この場合は最高裁で有罪が確定するまで歳費が支払われるのは表にある通りだ。
ちなみに表にある友部達夫は、自身が運営する共済組合で、1992年から年6~7%という高額の配当を謳った金融商品を手掛け、約93億円の資金を集めた。
95年の参院選で新進党に参加し、比例区から出馬して当選を果たす。だが選挙費用、政界工作費、借金返済、銀座での豪遊など、あまりにひどい私的流用から、共済団体は96年に倒産してしまう。
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