金ロー「となりのトトロ」は17回目の放送でも16%超 コスパは超一流の希有な作品
8月14日、「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ)で「となりのトトロ」が放送された。同枠で「トトロ」がオンエアされたのは2年ぶり、実に17回目。前回(18年8月17日)の視聴率は、トトロ史上最低の14・0%(ビデオリサーと調べ、関東地区:以下同)だったが、今回は16・5%と2・5ポイントもアップした。トトロ、強し!
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田舎へ引っ越してきた姉妹、サツキとメイ、そして子どもの時にしか会えない不思議な生き物・トトロとの交流を描いた「となりのトトロ」。宮崎駿監督作品の中でも、とりわけ人気の高い作品だが、88年の劇場公開時は大成功とは言えなかったというのは有名な話だ。映画関係者は言う。
「宮崎監督作品のうち、2001年に公開された『千と千尋の神隠し』は興行収入308億円。日本の歴代興行収入で1位となり、16年に大ヒットした『君の名は。』(新海誠監督)も及ばない大記録です。しかし、初期の作品はそこまでヒットはしていません。88年公開の『トトロ』の場合、配給収入は5億8800万円で、興収に直すと11億円といったところでした」
「トトロ」はヒット作ではなかった
ちなみに、配給収入とは興行収入から映画館の取り分の除いたもの。日本では99年まで、映画の興行成績を配給収入で発表していた。映画館の取り分は契約や上映期間によって異なるが、興行収入の50%程度と言われる。
では、「千と千尋の神隠し」に至るまでの主な宮崎作品の興行成績を見てみよう。テレビでの放送回数、視聴率は、いずれも日本テレビの「金曜ロードSHOW!」によるもの。
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