広島カープの危険な兆候…「奇跡的な黄金時代」から暗黒時代へ逆戻りか
リーグ3連覇からBクラス転落、そして今季は最下位争いと低迷する広島カープ。5年間、指揮を取った緒方孝市監督に代わり、“一体感”を掲げてスタートした佐々岡真司新監督だが、チーム再建へ苦戦の日々が続いている。
今季の広島は、昨年まで5年連続で勝ち越していた巨人に9年ぶりとなるマツダスタジアムで3タテを喫するなど、8月21日時点で2勝6敗と大きく負け越しており、3連覇時には圧倒的な強さを誇ったマツダで6勝12敗3分と地の利も活かせていない。コロナ禍による異例のシーズン開幕から2週間、ビジターでの試合が続いた日程の影響や、無観客から5000人の入場制限で、スタンドを真っ赤に染めるマツダでの“ホームアドバンテージ”がないとはいえ、現在の成績は戦力的にも期待外れと言わざるを得ない。...