「痛みゼロ」のマンモグラフィーが実用化 乳がん撲滅への第一歩に
画期的な「マイクロ波」で乳がん検査
従来のがん検診では、部位によっては苦痛を伴うため、患者を遠ざける一因にもなってきた。胃や大腸の内視鏡のみならず、乳がん検査のX線マンモグラフィーもまた“痛み”との戦いを強いてきたのだが、それが一転、「痛くないマンモグラフィー」が登場したのだ。
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乳がんは現在、女性の11人に1人が罹るとされ、一方で早期発見による10年生存率は90%以上となる。
超音波(乳腺エコー)検査は深い位置にある腫瘍が見つけにくく、厚労省は現在X線マンモグラフィーを推奨しているが、検査で乳房を強く挟むため痛みが生じ、被曝の不安もあって敬遠する人が少なくなかった。...