「愛の不時着」ヒョンビン写真集は幻に…ヒョンビン担当者、答える
韓国の出版元にも聞いてみると…
と同時に記者は、ヒョンビン写真集を最初に製作したプラネットメディアに、朝日新聞出版との海外版権、および著作権取引などを問い合わせるため、数度に亘って連絡を試みた。しかし、「担当者が席を外している」という答えが返ってくるだけで、契約の経緯を確認することができなかった。
その一方で韓国メディアには、「ヒョンビン法的対応」、「日本の出版元、事前協議なしに私益を貪る行為」などと、刺激的な見出しが踊った。責任の所在の有無に関する分析なしに、ただ日本側がヒョンビンの肖像権を侵害しているという論調の記事がほとんどであり、真実を突いていないのは明らかだった。
今回の問題指摘に対し、日本側の出版元である朝日新聞出版は、9月7日に発売予定だった『ヒョンビン、海兵隊の日々』の発売中止を20日に発表。「原書の版元である韓国の出版社から翻訳出版契約を解除したいとの申し出があったため、日本版の発売を中止することにいたしました」と説明したのだった。
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