「血液」「尿」1滴で「がん検査」が可能に 最新検査を受けてみた
「線虫」の嗅覚を利用
がんと診断された人の「5年生存率」は、最新の調査でおよそ64%。が、これが早期であれば確率は9割を超す。そうした発見を強力に後押しするのが、尿や血液などの体液を用いたリスク検査である。実際に本誌(「週刊新潮」)記者が検査を受けた模様をリポートする。
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コロナ禍で院内感染を恐れるあまり、がん検診に行くのをためらう人が増えている。が、これで発見が遅れ、命を落とす患者が増えるのではないか――。医療現場では目下、そう懸念されているという。...