ドトールは「コーヒーレモネードソーダ」を発売 今夏の“変わりダネコーヒー”事情

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ゆず、あずき、ライム…

 そういう意味では、“難解”なコーヒーをつぎつぎ発売しているのが、チルドパックコーヒーの定番「マウントレーニア」シリーズだ。

 2020年限定、しかも日本限定で現在発売中なのは「夏とゆず」なる味。マウントレーニアの看板であるカフェラテに、高知県産のゆずエキスをプラスしたフレーバーコーヒーである。

 今年は和テイストコーヒーのキャンペーンが展開されているようで、この「夏とゆず」もその一環。第一弾には桜エキスをブレンドした「らら・さくら」、つづいて抹茶が香る「ほな、抹茶」も販売されていた(いずれも終売)。そしてキャンペーン展開とは別に、あずきと石垣の塩を加えた「あずき風味の和カフェラテ」なる商品も、この3月から期間限定で販売していた。こちらも終売してしまっているが、当時、清涼飲料水評論家の清水りょうこ氏は「あずき」を飲んでいたそう。感想を伺うと……。

「スーパーで安売りされていて、ある意味期待して飲みましたが、想像していた通りの味でした……。ただ、一緒に飲んだ夫は『煎り豆みたいなざらっとした苦みと味がおいしい。また売っていたら買いたい』とまで言っていましたから、人の好みは様々ですよね」

 そんなご夫婦の評価が逆だったのが、現在発売中の「マウントレーニア COFFEE&LIME」。そう、スタバが昨年出していたブラックコーヒー×ライムの組み合わせ商品である。

「ライムもダメかなと思いきや……こちらは飲み切ってしまいました。コーヒーにライムというよりは、ライムジュースにコーヒーフレーバーという感じです。コーヒーは酸味があるので、実は柑橘系のフルーツも合うんですよね。夫は『コーヒーが酸っぱいというのが耐えられない』と言っていました」

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