安倍首相、慶応病院で7時間半の真実…吐瀉物に鮮血、ステロイド効かず新治療
自宅に今井補佐官が迎えに行くのは滅多になく緊迫
安倍晋三首相は8月17日、慶応病院で7時間半を治療に費やしたが、「首相は近く緊急入院する」――という穏やかならざる情報が駆け巡ったのは、前日16日夜のことだった。
速報石破首相が杉田水脈氏を切れない“本当の理由” 「キーワードは、宗教団体を含む“岩盤保守”」
速報秋篠宮さまが「ハラハラ」しながら悠仁さまを見つめた瞬間とは 秘められたエピソードが公開
その情報は、かなりの真実味をもって政界関係者の間に伝わった。無理もない。首相が昨秋から国会で受けた、「桜を見る会」にまつわる執拗な追及。そしてそこへ襲ったコロナという災厄。顔に浮かぶ疲労の色は日ごとに濃く、会見の数も減っていたからだ。
さらに事情通いわく、
「コロナのせいでお得意の外交も封じられ、ちょうどこの時期恒例の、山梨県鳴滝村の別荘での静養も“不要不急の外出”にあたるというわけで控えざるを得なかった。夏休みのゴルフは何よりの息抜きだっただけに、ストレスは極限に達していたんです」
続く17日朝、メディアも巻き込んで、状況は緊迫の度合いを増した。
「二階幹事長の周辺から、午前10時半に首相が慶応病院に入るとの情報が流れた。そこは首相のT主治医がいる病院です。前夜の噂は本当だった。中には“また政権を投げ出す可能性もあり”と見て、辞任時の予定稿の準備に入る社もあったほどです」
と、政治部記者。
首相の自宅には今井尚哉補佐官が迎えに行ったという。これは滅多にないことで、なおさら事態の緊急性をうかがわせた。集まった報道陣に病院側は「6月に実施した検査の追加検診」と説明。あくまで“検査”に過ぎないと強調したが、夕刻に病院を出るまで滞在すること7時間。首相の「健康不安説」は一連の騒動で、むしろ強まることになった。
[1/3ページ]