韓国「土下座像」が観光名所に 園長が語った“本音”とは
「反日商売」
とどのつまり、やはり土下座させられたのは安倍総理であり、園長は予(あらかじ)め騒動が起こることを想定した「確信犯」だったのだ。そして園長は悪びれずにこう続けた。
「日本は独島(竹島のこと)も日本の領土だと主張し、過去の歴史も否定してきた。日本に謝罪してほしいという意味を込めて像をつくった。像には少女(慰安婦のこと)に対して過ちを犯した誰かに謝罪してほしいという気持ちが込められている。加害者が最低限の礼儀として過ちについて謝罪してくれたらいいなと。像は植物園にあるいくつもの造形物のひとつに過ぎず、除幕式は止めるが、像の展示は続けていきます」
とにかく日本に謝罪せよと迫る園長。ベストセラー『反日種族主義』の共著者で、韓国における「真っ当な保守」のひとりである李宇衍(イウヨン)氏は、
「そもそも、問題の像は慰安婦の実態とは全く異なるイメージを見る人々に与えてしまっています」
とした上で、土下座像についてこう批判する。
「この像の慰安婦は10代の少女にしか見えませんが、実際の慰安婦は10代の少女ではありませんでした。韓国では、慰安婦は日本の官憲に無理やり連れて行かれたというイメージも定着していますが、これも事実ではない。つまりこの像は、ありもしない歴史的事実を前提に、日本の総理に謝罪しろと要求しているわけです。何の根拠もないでたらめをもとに、日本のトップに跪けとは、外交的にあり得ず、無礼にあたります。韓国、そして韓日関係にいかなる利益ももたらさない。像を設置し続けることには反対せざるを得ません。像の設置は話題性を見込んだ『反日商売』です」
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