芸歴29年 51歳ずん「飯尾和樹」の争奪戦が勃発 ますます進む“コンビ内格差
ハイスペック芸人
テレビドラマも2018年の「アンナチュラル」(TBS系列)で上司からのパワハラに悩む臨床検査技師を好演、演技の実力も披露した。
笑いが取れて、演技もできる。こうなると、確かにCMの世界でも引っ張りだこになるはずだ。まさに「余人をもって替えがたい」存在だという。
「『IPPONグランプリ』(フジテレビ系列・不定期放送)では大喜利の才能を示し、ロケ芸人を本人も自認し、実力は東の芸人ではトップクラスと言われています。何よりロケ先で出遭う素人の対応に優れており、『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系列・金・20:00)が深夜番組だった頃はキャバクラでのロケが視聴者の人気を集めました。キャバ嬢との掛け合いが絶妙なのです。おまけに『ノンストップ!』(フジテレビ系列・平日・9:50)では料理が得意であることも披露しています。ルックスこそ朴訥な印象を与えますが、実は芸人としては非常に“ハイスペック”なのです」(同)
「ずん」というコンビは、ピンでの出演が多いという特徴がある。つまり、テレビでコントや漫才が放映されたことがほとんどないのだ。
「2人でひな壇に座ったこともありましたが、コンビとして笑いを取る場面が少ないので、正直なところ、出演してもらうメリットを感じません。飯尾さんだけ、やすさんだけのほうが、笑いを取れるという実感を持っています。ただ、コンビでの仕事が少なかったこともあり、飯尾さんとやすさんの“コンビ間格差”を心配する声が出てきました」(同)
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