芸歴29年 51歳ずん「飯尾和樹」の争奪戦が勃発 ますます進む“コンビ内格差
CMでも引っ張りだこ
「素朴なおっさんというキャラクターが、視聴者を和ませますが、芸風も同じです。ギャグでもコメントでも攻撃的なところは全くなく、じわじわと視聴者を笑わせます。その一方で、他の芸人にイジられるのは得意ですし、トークでも笑いを取れます。『ずん』はお笑い第4世代に分類されますが、今をときめく第7世代の露出にも引けをとりません」(同・関係者)
飯尾のデビューは1991年。お笑いコンビを結成したのだが、翌年には解散。他の相方とコンビを結成するも知名度は上がらず、ピン芸人だった時期もある。
まさに苦労人だったわけだが、テレビ業界の人間にとって、飯尾和樹がCMの世界でも売れているということは、やはり驚きだという。
先に総務省、競艇(BOAT RACE振興会)、明治のCMをご紹介したが、過去の出演作も充実している。焼肉のタレ(エバラ食品工業)、ビール(アサヒビール)、浄水器(東レ)、都市ガス(東京ガス)とバラエティに富んでいる。
特に明治のサプリメント食品「TANPACT」のCMでは、田中みな実(33)との共演が話題になったことは記憶に新しい。
「一部のお笑いファンの間で、『ずん』は知られた存在でした。しかし一般の視聴者にとっては、長く無名の時代が続きました。流れを変えたのは、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系列:1997年~2018年)のロケで、相方のやすさんが腰の骨を折る重傷を負ったことです。全身麻痺で一時は復帰が絶望しされていましたが、回復を果たしました。これで、やすさんだけでなく飯尾さんも番組との縁が生まれ、お笑いの才能を発揮。徐々に視聴者の認知度を高めていきました」(同)
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