ストライクゾーンの“朝令暮改”に物申す…監督より年長審判に判断できるか

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2021年にマイナーリーグのトリプルA(2軍に相当)で採用も

 そしてこの結果を受けて、MLBは2020年中にMLB傘下のマイナーリーグの一つであるフロリダ・ステートリーグ(4軍に相当)で試験運用することを検討していて、これがうまくいけば2021年にマイナーリーグのトリプルA(2軍に相当)で採用するとも報じられています。

 さらに昨年12月には、MLB審判協会が、今後5シーズンの労働契約の一環として、ABSの開発とテストに関してMLBと協力することに合意したと報じられました。

 サッカーやラグビー、そしてテニスなどでもすでにビデオ判定は活用されておりますし、選手もファンも納得するジャッジメントですっきりとした結果が出ることに越したことはありません。

 まして野球に至りましては今後競技人口の減少が必至とされているわけですから、曖昧な部分を減らせば、少しでもその傾向の歯止めになるのではないかと思うわけでございます。

徳光正行(とくみつ・まさゆき)
1971年12月生まれ。茅ヶ崎市出身。日本大学芸術学部在学中よりミュージシャンを目指すが、父の病により断念。その後、司会業やタレント業に従事する。また執筆活動にも着手し『伝説になった男~三沢光晴という人~』『怪談手帖シリーズ』などを上梓。4月27日には岩井志麻子氏との共著『凶鳴怪談』を出版。現在YouTube「徳光ちゃんねる」でも活躍中。

週刊新潮WEB取材班編集

2020年8月11日掲載

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