ストライクゾーンの“朝令暮改”に物申す…監督より年長審判に判断できるか

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プロ野球選手が引退を判断する主たる理由とは?

 人がやることに誤りはつきものだから、スポーツ選手は誤審から逃れられないということになるわけだが、事故を避けるべく自動運転もあるくらい時代なんだし、微妙なプレーにはビデオ判定なりAIを活用すれば良いのでは? というのが大勢の意見ではないだろうか。早い回と終盤では明らかにエリアが変わっているように映る、”ストライクゾーンの朝令暮改”に不満を漏らす徳光正行が綴る。

 これは今シーズンに限ったことではないのですが、プロ野球の審判の誤審というか「ストライクかボールか」のジャッジメントの曖昧さが気になって仕方がありません。

「リクエスト制」が導入されて「アウト・セーフ」の誤審訂正は可能になった(それでも1試合2回しか出来ない)ので、そちらは改善傾向にあるのですが……。実際、私のようにやきもきしながら野球観戦をなさっている方も多いのではないでしょうか?

 我々は「今のはストライクだろう、いや、ボールだろう」とか騒いでいれば良いのですが、野球を生業にして家族を支えている選手にとっては、その1球がもしかすると失職に繋がることだってあるわけです。

 ちなみに、ストライクゾーンとは「本塁ベース上」で、「打者の膝頭の下を通る地面と水平の線」と「打者の肩とズボンの上端の中間部分(みぞおちぐらいになります)を通る地面と水平の線」で挟まれた空間である、とルールでは定められています。

 ところで、怪我は別として、プロ野球選手(この場合は特に打者)の引退の原因は、何だと思われますか? 加齢による体力の衰えからくる初動動作の遅れもさることながら、主として動体視力の低下であると伺ったことがあります。

 仮にそういう衰えた状態で、150キロを超える直球に10種類前後もある変化球、そして球の出所を見えにくくする投球術を駆使されたら、判断はかなり厳しくなってくるでしょう。そして屋外のナイトゲームという条件が加わればさらに見えなくなるようです。

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