韓国女子アナ戦争…勝ち組、稼ぎ頭、出世頭の4人を厳選

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財閥4世バツイチ、13歳の年の差を超えて結ばれたが

 韓国のキー局女性アナへの倍率は日本同様に高いが、超売れっ子ともなればわずか3~5年で会社を辞めて独立するという。いわゆる「アナテナー」(アナウンサーとエンターテイナーを合わせた造語)に晴れて転身を果たすことになるのだが……。財閥子息や年俸20億円のスーパースターと結婚した 勝ち組の元女子アナたちを選りすぐった。

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 韓国の地上波放送3社のうちKBS(公共)は「声」を重視し、MBC(半官半民)は美女を好み、そしてSBS(民間)は洗練されたモデル風の外見を好む傾向があるという。

 女子アナになれば、医師、弁護士、青年実業家、スター芸能人、財閥子息らとの合コンの日々が待つ。優秀な女子アナほど早めに会社を辞め、別名「アナテナー」(アナウンサーとエンターテイナーの略語)に転身。

 いわゆるフリーとして芸能事務所と専属契約を結び、「アナウンサー出身の放送人」という肩書きで活躍する。アナウンサー当時、数千万ウォン(1ウォン=0.88円)程度の年俸だったが、フリー活動では年間数十億ウォンを稼ぐツワモノも出てくる。

 以下、選りすぐりの4人を紹介していこう。

・財閥に嫁いだ趙秀愛 (チョ・スエ、28/JTBC=総合衛星放送)

 2016年にJTBCへ1800倍の競争率を勝ち抜いて入社した。「JTBCソン・イェジン(「愛の不時着」主演女優)」、「顔の天才」と呼ばれた。人形のような目鼻立ち、真っ白な肌、すらりとした外見で注目を集めた。

 JTBCでは主に教養、スポーツ番組を担当。2018年12月、韓国の代表的な財閥企業の一つ「斗山グループ」4世のパク・ソウォン斗山マガジン代表(41)と結婚。13歳の年の差だった。朴代表が再婚で、前妻との間に娘が1人いる点も耳目を集めた。

 結婚と同時にJTBCを退社。婚前妊娠説が取りざたされ、これを繰り返し否定してきた趙秀愛は、朴代表と結婚して6ヵ月目の昨年6月、第1子を出産し、事実上、婚前妊娠を認めた格好になった。韓国では婚前交渉、ましてや婚前妊娠はNG。親の顔に泥を塗るという考え方が根強くある。

 ちなみにテレビ局は政権が変わるたび、社長が政権の思想に合った人物に変わったり、役員も総入れ替えになったりする。JTBCは特に政権擁護がひどいという。前の社長は、組織的なデジタル性犯罪「n番部屋事件 」に関与して数ヵ 月前に辞任。この事件は、女性を脅して撮影したわいせつ画像を数十万人がSNSで共有していたもので、前の社長は未成年の有料画像にアクセスし、その件でn番部屋の主宰者から脅迫されてもいた。

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