三浦春馬さんの境遇に自身を重ねる人々に聞く…「宿命」とどう折り合うか
「子は親を選べないだけに」「親が嫁さんの家族に借金して消えちゃったんです」
話を戻しまして、私なりに気になった親子関係に関することについて、周りの方々に伺ってみました。
「もし記事に書いてあったことが本当だとしたら、子は親を選べないだけに三浦さんは気の毒だったと思う」といった意見が少なくありませんでした。
さらに、「自分も今シングルマザーで子供が小学生だから春馬くんの家庭環境に重ねるところが少しあります。でも子役の芸能事務所 とかに入れるとかは考えたことないですね」(38歳女性)
「私は小さい頃に児童劇団にいたことがあるんですけど、いわゆるステージママさんみたいな人が幅をきかせていて、私も両親も辛くなって辞めてしまいました。今回の報道とかをネットニュースで見るじゃないですか? そうすると三浦春馬さんの死についての驚きや悲しみももちろんあるんですけど、なんかあの児童劇団にいた頃のことを思い出しちゃうんですよね」(27歳女性)
「親が嫁さんの家族に借金して消えちゃったんです。幸いというか向こうの両親が良い方で、自分が月々の給料から返済することでなんとか許してもらえているんですが。もし見つけたら、本当に許せません」(31歳男性)
「両親は自分が中学生の頃に親父の借金癖が原因で離婚していて。母親と2人で生活してたんだけど、俺が社会人になって少ししたら、親父がいきなり“金貸してくれ”って連絡をよこしてきたことがあってね。もちろん“久しぶりに連絡してきてそれかよ”って怒って電話を切ったけど、今でもいつかかってくるか分からなくて、親父に対してはモヤモヤしている部分があるんだよね。こういうのって、その立場になってみないとわからないでしょ?」(46歳男性)
などと様々な角度からのご意見を頂きました。「毒親」という言葉が頭に浮かんでは消え、また浮かんで……というエピソードばかりだったのです。
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