ソフトボール・宇津木監督に聞く “速射砲ノック”誕生秘話(小林信也)

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「本気で“世界に勝ちたい!”と思ったのは21歳の時。初めて日本代表に選ばれて出た世界選手権の時でした」

 今でも「監督」と呼ばれる宇津木妙子が言う。

「決勝のアメリカ戦、私は最終回に代打で起用されました。マウンドには、180センチ近くあるジョーン・ジョイス投手。日本はジョイスの前に三振の山。ヒットはたしか1本しか打てませんでした。ジョイスのボールは変化球ばっかり。ライズボール、ドロップ。日本では見たことのないキレと変化。とにかくすごかった。...

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