広島カープ不振のワケ…投壊だけど打率はトップ、佐々岡監督は本命ではなかった

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巨人の宮本・元木コーチが羨ましい

 昨季こそ4位に終わったが、2016・17・18年とセ界を3連覇してきた広島カープ。佐々岡真司新監督(52)を迎えての2020年シーズンだったが、投手出身監督なのにチーム防御率は5位で「投壊」という皮肉な状況。ではあるものの、チーム打率はトップとチグハグで順位は5位。もっとも5位とはいえ、巨人1強であとは5弱の様相を呈する今シーズン。現時点での不振のワケと今後の展開について、関係者の証言から占う。

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「野球をやっていて楽しくなさそうな雰囲気を感じます。巨人には宮本(和知)・元木(大介)といったコミュ力の高いコーチがいるおかげで、たとえ負けていても楽しんでやっている感じが伝わってくる。タレント上がりにコーチなんてできっこないなどと言われましたが、いやいや、芸能界の荒波に揉まれてきたからこそ、できることってすごくあると思う」

 と、広島カープの球団関係者。

 カープの中をざっと見回してもそういった役回りを演じることができるコーチはいないようで、

「例えば横山(竜士)コーチは1軍でブルペンを見ているんですが、2014年に現役引退後はずっと中国放送の解説者を務めてきました。そんな彼が、いきなりチームに入ってもすぐに機能するのはなかなか難しい。タレントでもないわけですしね。外から見ているのと現場で感じることは全然違いますからね。現状、投手陣とはまだ深い関係を結ぶまでには至っていないようです」

 投手・野手間のパイプ役も不在。

「石原さん(慶幸捕手)がまさにその役割を担ってきたんですが、故障で登録抹消となり、1軍ベンチには入れない状況です。會澤さん(翼捕手)が代わってまとめ役であるべきなんですが、力不足。石原さん頼みで来てしまったツケを支払っている感じがします」

 その會澤と菊池涼介は昨オフ、FA権を行使するしないの問題があり、さらに菊池はメジャー行きもかかっていた。一方で調停申し立てをして金銭で解決することになる、女性問題も抱えていた。

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