「安倍土下座像」の写真集まで登場…慰安婦像ビジネス魂のたくましさ
盲目的な反日感情に反対する韓国人が増えている
ちなみに、植物園入場料は5000ウォン。それだけでなく金園長は「安倍謝罪像」を背景にしたパンフレットを作り、これを使って営業難と赤字で9年間休館していた自生植物園の再開を知らせてもいた。
李宇衍博士は「韓国では反日が国民的な情緒に影響し、マーケティングに活用される」としながら「尹美香(ユン・ミヒャン・正義記憶連帯元代表)が主導した水曜集会は代表的な慰安婦マーケティングだった」と振り返る。
「銅像を設置したりアイテムを作って販売したりするなど、ずいぶん金儲けをした」とも。慰安婦像で商業的利益を受けているのは、それを設置する勢力だけではなく、金園長もその一人だ。
李宇衍博士らは金園長に直接会って「安部謝罪像の撤去」を要求したが、金園長はこれを拒否。そして、「造形物を撤去しろという要求は話にならず、片付ける計画もない」「個人的なことであり、政府・外部機関が関与することでもない。どうして不満に思うのか理解できない」と回答している。
李宇衍博士らは、安倍謝罪像以外にも憂慮すべき事態について言及しており、それは次の通りである。
・韓国の私立大学の一つである嶺南(ヨンナム)大学が、独島自生植物園を造成し、慰安婦像、徴用工像に続く反日工作を画策
・最高裁の判決に従い、徴用労働者企業の韓国資産差し押さえが行われる場合、日本では関税引き上げなどの金融制裁と日本国内の韓国資産差し押さえといった強硬対応が予想され、日韓間の経済戦争が深刻化する
・文在寅政権の経済失政と外交失敗。そこから目を逸らすべく国民の反日感情を煽っている
・文政権下で進む日韓関係の悪化
李宇衍博士らは集会で、「韓国自生植物園は『永遠の贖罪』像を直ちに撤去せよ」「慰安婦銅像と徴用工の銅像を直ちに撤去せよ」「尹美香を逮捕せよ」と主張している。
李宇衍博士は自身のアンチ反日デモ行動に触れて、「一度も休まなかった。おかげで韓国のマスコミにも多く知られ、この集会を支持する人も多くなった。盲目的な反日感情に反対する韓国人が増えているという点を日本の読者にも覚えてほしい」と呼びかけたのだった。
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