BLACKPINKのファッションが世界を席巻…「着物のパクり」論争も沸騰中
4億回の再生で彼女らの韓服に世界からオーダー殺到
BLACKPINKの最新作「How You Like That」のミュージックビデオで、彼女らは“韓服”を着て登場。世界はそのデザインに魅了されたという自画自賛の声が渦巻く中、日本人の一部は「着物のデザインをパクったもの」と指摘している。挙げ句、BLACKPINKの衣装デザイナーが登場し、「着物を模したのではなく、宮廷の風呂敷からインスピレーションを得た」と反論。もっとも、「伝統的なデザインを解体し、韓服のスタイルを無視した」という批判は根強いようで……。
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6月26日に公開された新曲のプロモーションビデオは、BLACKPINKが“韓服”をまとって登場するもので、これは7月31日現在、YouTubeで約3億7000万の再生回数を記録している。
また26日(米国現地時間)、オンライン上で行われた新曲お披露目の舞台(米NBC放送の代表的トークショー「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」)でも、BLACKPINKは韓服を着用して舞台に立った。この映像の現在の視聴回数は、約3300万回で、両映像の再生回数の合計は約4億回を超えている。
プロモの再生回数は24時間以内で最多を記録し、ギネス入り。また、最短期間での1億ビュー達成記録を更新するなど、爆発的な人気を集めている。
これだけの人が見た韓服はすぐに話題となった。この1年間のグーグルトレンドで、「hanbok」というキーワードが最も高い数値を記録。海外各地で韓服アイテム関連販売が増加している。実際、BLACKPINKの韓服を製作したダナ・ズダンは、販路を広げるため、海外販売サイトを開設。米国、中国、シンガポール、欧州、東南アジアなどから殺到する注文をさばくのにせわしない日々を送っている。
BLACKPINKが身につけたトレンディな韓服デザインは、世界中のファンの目を釘付けにしたのは間違いない。ただ、日本人の一部から、日本の伝統衣装である着物の華やかなデザインや染色技術をそのままコピーしたものだという指摘も広がっているのだ。
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