コロナ感染者増で「自粛警察」がまた跋扈――古谷経衡

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 コロナ感染者は増加の一途を辿り、「同調圧力」と「自粛警察」がまたぞろ跋扈するのは時間の問題だ。いつの時代も「世間」に抗えない日本人の闇を作家・古谷経衡氏が喝破する。

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 ルネサンス時代の真っただ中の16世紀、ヨーロッパでは局地的に黒死病(ペスト)が蔓延し、また、太陽活動の異常から小氷期となり各地で大凶作が続いた(諸説あり)。社会は動揺し、キリスト教圏の教会指導者は魔女狩りと並行して、農地を侵蝕してくる氷河や大量発生する害虫を「破門」することにより、天変地異を逃れようとした(池上俊一著『動物裁判』講談社)。...

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