メディアの“危機扇動”にうんざり(中川淳一郎)
メディアが盛んに問題視したことって、後になるとどーってことなくなりますよね。去年の今頃、「東京五輪は猛暑でヤバい!」みたいな話題をテレビはやりまくっていました。そして、小池百合子都知事が提唱した「かぶる傘」がダサ過ぎると取り上げたり、打ち水をしよう、という提案をバカにしたりしていました。確かに脱力する対策ばかりでしたが。
そしてあれから1年、五輪は延期になり、さらに、通常7月は30度超えが続くのに、今年は割と涼しい日が多くて快適です。去年の今ごろ、メディアが取り上げていたのは、もっぱら「猛暑」とカヌーやトライアスロン関連の「水質汚染」ばかりでした。...