三浦春馬さん訃報で三吉さん・生田さんへのSNS中傷…悪質な韓国の場合は?

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「悪プル」は芸能人だけにとどまらない

 2019年にガールズグループfxのソルリさんが、誹謗中傷により自殺した。その42日後にKARAのク・ハラさんも亡くなり、世界中の韓流ファンは衝撃を受けた。そんな2人の親友IUも悪プルに悩まされていた。ドラマ「愛の不時着」で挿入歌を歌っている歌手だ。

 IUは2008年にデビューして以来、さまざまな悪プルに悩まされてきた。過去に「いかなる場合も善処しない」として悪プラーを告訴し、強硬対応に出ている。ヒチョルもそんなIUを見習ったようだ。

 Fin.K.L.の元メンバーでミュージカル俳優のオク・ジュヒョンも、悪プルに苦しめられてきた。10年ほど前に「私は歌手だ」という番組に出た際も、アイドルグループ出身の彼女のせいで番組の質が下がったという誹謗中傷に苦しめられた。他の番組に出演して心境を語りながら泣いたこともある。つい最近では「ファントム・シンガー3」というサバイバル音楽番組の審査員を務め、ある出演者を故意に脱落させたとして悪質なDMを受け取った。彼女は悪プラーを絶対に許さないという強硬姿勢を取っている。

 ネット大国だからこその弊害もある。韓国ではライブ配信サイト「AfreecaTV」が人気だ。ここで個人放送を行う人たちは「BJ」と呼ばれる。パク・ソウンさんは有名なBJの1人だったが、誹謗中傷に苦しんだ末にこの世を去った。

 ソウンさんの死が故人の妹によって告げられたのは、2020年7月13日。ソウンさんは享年28。月6000万ウォンを稼ぐ人気BJだった。ハスキーで愛嬌のある声、魅力あふれる美しい彼女は、トークもダンスも上手で、活発な活動を行っていた。それだけに悪プルも多かった。

 自殺の原因となったのも、もちろん悪プルだ。事の起こりはソウンさんの元彼と名乗る男が、オンラインコミュニティーで彼女の私生活を暴露したことだ。有名男性BJのセヤという人物とソウンさんが肉体関係を持ったという内容が書かれていた。

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